不動産を売却するときに、引越しのタイムリミットは物件の引渡日になります。

実際に物件を手放すのは、売却代金の決済日になります。代金を受け取ってカギを引き渡します。この引渡日までに引越しができていれば問題はありませんが、

ただ、引越しの準備や片付けなどの時間がかかりますので、引渡日の約1週間～2週間前には、引越しが完了しているのが理想的でしょう。

売買契約を締結してから引渡日まで、通常約1～2ヶ月程度は期間がありますので、引越しは買主が見つかってからでも遅くはありません。

さまざまな理由で住みながら売却を進める方は多いです。

不動産を購入するときには、内覧しないで購入することはまずありません。

内覧は物件を欲しいと思っている買主にアピールするチャンスです。そのチャンスを逃さないためには、いつ内覧希望者が現れても対応できるように、日頃から整理整頓や清掃などを行い、内覧希望が多い土日は予定を空けておくと良いでしょう。また、なかなか購入希望者が現れない場合もありますが、売り出しを開始してからすぐに決まってしまう場合もありますので、引越し先をある程度は決めておくことをおすすめします。

内覧時のポイントは換気を行うことです。内覧において、生活臭は買主の購入意欲をそいでしまいます。

生活臭は住んでいる人は気づきにくいです。何も感じなくても換気は行うと良いでしょう。

内覧に立ち会う場合には、購入希望者に挨拶をしたら、少し離れたところで見守りましょう。物件の案内は、仲介を依頼した不動産会社の担当者に任せて、質問されたことに答える程度で大丈夫です。

売主が近くで付いて回ると購入希望者に余計なプレッシャーを与えてしまい、じっくり家の中を見ることができなくなってしまう可能性がありますので注意しましょう。