販売活動をしていても、問い合わせがなかったり、少ない場合は、近隣の相場よりも売り出し価格が高すぎることが考えられます。

無理に値下げする必要はありませんが、周辺の相場と比較して、適正な価格に設定し直すと良いでしょう。

さらに、不動産サイトの写真や説明文を見直したり、おすすめポイントをわかりやすく伝えるように工夫するとよいでしょう。魅力的な写真であれば、実際に見てみたいと、内覧希望者が現れます。

内覧希望者があるにも関わらず、なかなか決まらない場合は、内覧時に印象や対応に問題がある可能性があります。

中古の家で、内覧者が気になるポイントは水回りです。

キッチンや洗面所、浴室などが汚れていたり、散らかっていたりすると、購入意欲が下がりがちです。

内覧の前には、水回りを中心に綺麗に掃除をしましょう。さらに、ニオイにも気を付けましょう。住んでいる本人はなかなか気づきづらいですが、どの家庭でも生活臭があるものです。内覧予定の前に換気をしておきましょう。ペットのニオイなどは換気でも取れにくいので、消臭スプレーなどの使用もおすすめです。

なかなか購入希望者が現れない場合は、売却の依頼をしている不動産会社の販売活動を見直してみましょう。

媒介の種類が「一般媒介契約」の場合は複数の不動産会社へ売却依頼ができます。しかし、一般媒介契約の場合、不動産会社が頑張って広告活動を行っても、他社に利益を持っていかれてしまう可能性があるため、あまり力を入れて売却を進めてくれないこともあります。

信頼できる不動産会社を見つけて、1社だけにお願いする「専任媒介契約」をすることをおすすめします。