昔に建てられ、現在の最低敷地面積を満たさないことから、再建築ができない長屋住宅はたくさん存在します。また、切り離しを行うとしても、隣家の承諾を得る必要があるなそ課題も多く、再建築が難しいといえるでしょう。その他にも、敷地が共有名義であったり、建物の所有権に関する問題だったり、リフォーム工事も行う場合に承諾書が必要になったりと様々な問題が生じる可能性もあります。

長屋式住宅の場合、多くは築年数が古く、現在の建築基準法に適合していない建物もあります。

このため購入しようとしても住宅ローン審査が通りにくく、ローンが利用できないケースもあるため売却しにくいのです。

長屋式住宅は現実的に再建築は非常に困難ですが、隣家と合わせればその問題を解決できます。そのため、隣家を購入できる機会がある場合は購入しておくということも手段の一つといえます。個人にはなかなか売れない場合は、不動産会社に買い取りしてもらうという手段もあります。その場合、売却価格は相場の6割～7割になる場合もあります。